こどものキャリア教育「キャリアコンサルタント」とは?

こんにちは。キャリアコンサルタントの西野愼祐です。

みなさんは「キャリア」という言葉を耳にしたことはありますよね。
その「キャリア」とは、どんな意味なのか考えた事はありますか?
なんとなく解っている、理解しているという感じでしょうか?

現在、「キャリア」は様々な場面で使われ、使いやすい言葉になってきました。
文部科学省が小学校から中学・高校、大学に至るまでキャリア教育が必要と決定し(※1)皆さんは学校から内容をお伝えされています。

その中に「キャリアコンサルタント」と名乗る人がいるのをご存知なのではないでしょうか。

この「キャリアコンサルタント」とは、どのような仕事なのでしょう? 
筆者である私自身がキャリアコンサルタントになって、仕事を依頼される時に、「キャリアコンサルタントとは、どんな仕事なのですか?」と聞かれることがよくありますので、まずはこの仕事について書きます。

◆こどものキャリア教育◆キャリアコンサルタントとは?

まずは「キャリア」Career という言葉を調べてみると、様々な意味があり、「経歴・職歴」「専門技能を持って職についているもの」「幹部候補生として中央省庁に採用された国家公務員」等です。

ちなみに同じカタカナの「キャリア」でも 英語の文字違い Carrierがあり、意味は「運輸・運送」 「細菌やウイルスの保管者」「電気系の意味合い」等になりますから注意が必要です。このように、Google等で Career と Carrier の発音を聞いてみると、微妙に違いますから確認してくださいね。
 
また、キャリアの語源がチャリオット、轍、人生航路という意味もあります。古代エジプトなどでファラオが載っていた馬車のことをチャリオットといいます。チャリオットの通った後ろには轍がくっきり残っています。あなたが歩む職業や人生行路も轍のようにくっついてくるという意味です。
そして、心理学の観点によるキャリアについては様々な論文がでています。


キャリアコンサルタントの仕事とは?


 話が少し逸れてしまいましたが、現在、キャリアコンサルタントの「キャリア」とは、「経歴・職歴」「専門技能を持って職についているもの」の意味です。

そして「コンサルタント」とは、会社の財務諸表を読んで改善点を経営者に指摘または指導し、業績を上げるための善を手伝う人、経営者にアドバイスをする人と書いてあります。 

実際に私たちがお話をする中高生の皆さんですと、会社ではありませんから、学校生活の中でみなさんの成長や発達のお手伝い、アドバイスをする人と言うことになります。

この「キャリア」「コンサルタント」の両方の意味を合わせて、あらためて「キャリアコンサルタント」との仕事とは?

皆さんが日々の成長の中で、社会の中にどのような仕事があって、その仕事で働くための知識や理解を持ってもらい、その仕事をする上での考え方や態度を知ることにより、自分がその仕事についたときに果たす意義や役割についてお手伝いをしながら考えてもらう、また成長する中で自分がどんな人間なのかも知ってもらう「キャリア教育」(※1)が主な仕事になっています。

キャリアコンサルタントのサポートとは?

ではなぜ私達キャリアコンサルタントのお手伝いが必要になってきたのでしょうか?これについては、いくつか考えられています。

・こどもたちは、社会の移り変わりが著しく早くなるのと同時に、生活スタイルの変化も大きくなった。
・こどもたちは、ITやSNSの進化により、人と関わりを持たなくても日常生活を送ることができる様になった。
・こどもたちは、親以外に、身近で働く大人たちの姿を見たり、話を聞く機会が少なくなった。
・こどもたちは、学校だけの勉強が中心で、将来設計や生活するための知識「社会で生きる力」を学ぶ機会が少なくなった。

以前、私が、中学校の生徒さんを対象に「働くこと」のイメージを聞いた調査をしました。結果は、「大変そう」「苦労しそう」「疲れる」など、あまり良い印象を持っていない生徒さんが多かったです。

しかしみなさんも年齢を重ね、学業生活を終えて社会に出る時には、よほどの事がなければ、何らかの仕事に就きます。

何となく勉強して、何となく卒業して、とりあえず、と深く考えずに仕事を始めてしまうと、働く意義や意味が判らなくなり、仕事が長く続けられないようです。そのような状態で就職先を決めた大学卒業者の4割近くが、就職して3年以内に仕事を辞めているという調査結果も出ている程です。

その一方で、学生時代は「働くこと」のイメージが良くなくてもいざ働き始めたら、「仕事が楽しい」「やりがいがある」「この仕事について良かった」との意見を持ち、一つの企業で長く働ける人も数多くいるのです。

よって、学生のうちに「働くこと」に好印象や、そうでない印象をもったとしても、どちらでもいいのです。

一つ言えることは、ただ漠然と「なんとなく」「とりあえず」と思っているだけでは、時間だけが過ぎてしまうだけですが、働く意味や仕事について知ってもらい、またどうしたらその仕事に就職できるか‥までは、学生のうちから、考えてもらいたいということなのです。

例えばですが、「パイロット」と言う職業を知り、それになりたいと思うとしましょう。
「パイロットに興味がある」・やってみたい!だけで、パイロットの仕事につける訳ではありませんよね。

ただ漫然と学校に行けば、パイロットになれる訳ではありませんから、パイロットになるために考えるべき事は・・・・

どんな種類のパイロットがあるの?
・操縦士のラインセス(免許)を取得するためにどこの学校に行けばいいの?
・自衛隊のパイロットと民間のパイロットのなりかたは違うの?
・パイロットの免許さえ取れば、どんな飛行機でも操縦可能?
・語学は何語が基本で、第2外国語など必要? どのくらいの語学レベルが必要?
・パイロットに必要なスキルは何?
・パイロットに向いている性格はあるの?
・日本でパイロットとして就職できる会社って何社あるの? 海外の企業はどうなっている?
・宇宙ロケットのパイロット(宇宙飛行士)になるには?


などなど、ちょっと考えただけで、知るべき内容がいっぱい出てきます。これらを一つ一つ調べて理解し、自分に必要な答えや方法を選択することが必要になります。どうしたらパイロットとして企業に採用してもらいやすいかを考え、そのために何を勉強していくか考える必要があります。

中学・高校の時から、将来を深刻に考える必要はない‥と言う人もいるかもしれません。君たちが大人になるころには今現在にない仕事が、新たに生まれているという理由もあります。

しかし、将来何になりたいと早い段階から明確に夢にむかうと、計画をたてることができ実現が早くなるというデータもあります。
また、限定的な仕事になればなるほど、必要な知識や理解が多くなり、早く資格を取るなどの準備をしたほうが自分も楽になりますし、知識や理解が深くなれば企業に対してよりアピールができるのです。

そして、この仕事をやりたい!と思っても、その仕事に自分が本当に向いているかどうかを知るのも大事な作業です。

これは必要に応じて性格診断や適正テストを行うことにより、自身がどんなタイプの人間なのか、またどんな傾向があるのかも知る事ができ、「自己理解」を深めることもでき、自分が向いていてやりがいのある仕事についてさらに詳細に調べることもできます。

ただし「自己理解」も一生同じではなく、社会の情勢や経験によって変化する事がありますから、定期的に自身を見つめ直したり検査をするのも必要です。

例であげたパイロットに限らず、皆さんが夢をもち、実現する計画をたてていくことが大切です。
そのために、将来にわたりキャリアを積んで、自分で納得して、充実して働いていく為に、今、何をしたらより良い未来が訪れるのか、相談・対話を繰り返しながら相談者自らが作り上げていくのが、「キャリアコンサルタント」の大事な仕事の一つなのです。

もうひとつ大事なことがあります。

みなさんの将来の設計以外にも、日々の生活の中でどうしたら良いのか困ったしまった時や、誰に相談していいのか判らなくなった時の相談も「キャリアコンサルタント」の大事な仕事なのです。

中には、日常生活で両親との意見や会話が噛み合わなかったり、事あるごとに親から介入されるのが嫌で、自身の両親と話をしない人が意外と多くいますまた学校の先生や同級生に気軽に相談しにくい話も、しっかり聞いてもらえたりします。
もちろん、キャリアコンサルタントには他に話を漏らさない「守秘義務」がありますから、外部に話が漏れることはありませんから安心して話してみてください。

「キャリアコンサルタント」は、みなさんの悩みに寄り添い、話を聞きながら、問題を自分自身で解決・改善できる様に何度も話し合っていきます。

今日お伝えしたこれらが、私たちの仕事の大事な「仕事」となっています。
キャリアコンサルタントは、大学には必ずキャリアセンターに駐在していますが、中学校や高校には地域によって、いたりいなかったりします。

キャリアコンサルタントへ相談するには?

もし身近にキャリアコンサルタントが見つからない場合は、西野に相談してください。

その地域に根付いたキャリアコンサルタントをご紹介することも可能です。
 進路やキャリアについて一人で悩むことはありません。 一人でも多くの人に相談して、悩みや話をしたり、まわりの人のキャリアや仕事の話をきいて参考にしてじっくり考えてみましょう。 

プロフィール

西野慎祐 昭和43年 名古屋市生まれ 

駒沢大学 文学部社会福祉学科卒業 
三菱自動車の販売店にて、法人営業や販売支援、人事・教育を担当し、在職中に三菱商社に6年出向しました。
三菱を退職後、岐阜大学の再生医療の研究室に入り、幹細胞培養装置やクリーンルームの作業手順書及び取り扱い説明書を作成。
以前から、就職や離婚、経営など様々な相談を受けていたので3年前、国家資格であるキャリアコンサルタントの資格を取得し今に至ります。
《保有資格》 
◎国家資格「キャリアコンサルタント」「賃貸不動産経営管理士」「社会福祉主事」

◎民間資格「ポイントオブ・ユー(コーチング)」トレーナー、「経営企画士」


:チェックマーク大:進路に迷っている
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:チェックマーク大:自分にピッタリの履歴書の書き方を知りたい
:チェックマーク大:親に言えない悩みがある

ぜひ西野まで相談してください。

>>>相談はこちら


※1キャリア教育とは?文部科学省
 https://www.mext.go.jp/component/a_menu/education/detail/__icsFiles/afieldfile/2011/06/16/1306818_04.pdf
※心理学論文参考
 スーパー(D. E. Super)(米)1950年代初頭「職業からキャリアへの転換」の運動が,その定義の 中心として指摘した含意~「キャリア」の概念~①人生を構成する一連の出来事,②自己発達の全体の中で,労働への個人の関与として表現される職業と,人生の他の役割の連鎖,③青年期から引退期にいたる報酬,無報酬の一連の地位,である。それには④学生,雇用者,年金生活者などの役割や副業, 家族,市民の役割も含まれる。

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